防犯カメラ
室内に防犯カメラを設定するメリットとは?カメラの選び方もご紹介!

室内カメラにはさまざまな種類があるため、いざ導入を検討しても「どんな機能が必要?」、「どこに設置すれば効果的?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、室内に防犯カメラを設置するメリットをお伝えするとともに、失敗しないカメラの選び方や導入時のチェックポイントもご紹介します。防犯だけにとどまらないカメラ活用の可能性を、ぜひご覧ください。
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室内防犯カメラのメリット

オフィスに防犯カメラを設置することは、泥棒よけのためだけではありません。確かに、外部からの侵入者を威嚇し、万が一の際の証拠を確保するという防犯効果は非常に重要です。しかし、現代のオフィス環境において防犯カメラが果たす役割はそれだけではありません。
まずは、オフィスに防犯カメラを設置するメリットをみていきましょう。
不審者の侵入や内部不正を可視化
室内防犯カメラの最も重要な機能は、オフィス内で発生するあらゆる行動を客観的に記録することです。「誰が・いつ・どこで・何をしていたか」が明確に記録されることで、経営者や管理者には大きな安心感をもたらします。
たとえば、情報の持ち出しや備品の紛失など、これまで発見が困難だった問題行動も映像記録により可視化され、適切な対処が取れるようになります。また、トラブル発生後の事後検証においても、カメラ映像は客観的な証拠として機能し、原因究明や再発防止策の検討に重要な役割を果たします。
トラブル発生時の証拠として機能
オフィス内で起こりうる、例えば窃盗、設備の破損、あるいは大切な情報の持ち出し。こうした様々なトラブルが発生した際、室内防犯カメラはその状況を映像ではっきりと記録できます。これが、防犯カメラを設置する大きなメリットのひとつです。
なぜなら、記録された映像は法的な証拠としても認められることがあるからです。そのため、警察へ被害届を出す場合や、保険会社へ損害を請求する場合に、手続きがスムーズに進めやすくなります。
抑止力によるトラブル未然防止
防犯カメラの設置には、ただ映像を記録する以上の効果があります。「見られているかもしれない」という意識が働くことで、不正行為やトラブルの発生そのものを未然に防ぐことができるのです。
たとえば、カメラの存在を意識することで、従業員は勤務態度や業務の進め方に注意を払うようになります。外部の業者も、不用意な行動を避ける傾向が強くなるため、モラルの向上にもつながるでしょう。
室内設置だからこそのメリット

防犯カメラは屋外だけでなく、室内に設置することで得られるメリットも少なくありません。特にオフィスのような屋内環境では、設置しやすさや運用のしやすさといった点で多くの利点があります。
ここでは、オフィスという特性を踏まえた「室内設置ならではの強み」に注目し、その具体的なメリットをご紹介します。
映像が安定している
室内環境における最大の利点は、天候や自然光の変動に影響されない安定した映像品質が得られることです。雨や風、直射日光による映像の乱れがないため、24時間を通してクリアで鮮明な録画が可能です。
特にオフィス内の照明は一定に保たれているため、映像のブレやノイズが大幅に軽減されます。これにより、人物の識別や行動の詳細な記録が容易になり、証拠能力の高い映像記録を継続的に取得できるでしょう。
プライバシーへの配慮も可能
室内に防犯カメラを設置する場合は、撮影エリアを細かくコントロールできるため、業務の監視と従業員のプライバシーを両立しやすくなります。たとえば、会議室での機密性の高い話し合い、休憩スペースでのくつろぎ時間、あるいは個人デスクでの集中作業など、場所や用途に応じて撮影範囲を柔軟に調整できるのが特徴です。
最近では、AIを搭載したスマートカメラが登場しており、自動マスキング機能やエリア指定といった高度な設定が可能です。これにより、必要な部分だけをしっかりと監視しつつ、従業員に圧力をかけない環境づくりが実現できるでしょう。
カメラ本体の破損リスクが低い
防犯カメラを屋内に設置するメリットは、本体へのリスクを抑えられることもあげられます。屋内であれば、風雨や直射日光の影響を受ける心配がありません。また、いたずらや破壊行為、盗難といった被害にも遭いにくくなります。
これにより、カメラの故障リスクが減り、結果として機器の寿命が延びます。設備投資を長く活かせるという点でも、屋内設置には大きな利点があります。
デザインと設置場所が柔軟に選べる
最近では、現代のオフィスにマッチする、スタイリッシュで洗練されたデザインの防犯カメラが増えています。無機質で威圧的な印象が強かった従来のカメラとは異なり、空間の雰囲気を損なわない美しいデザインを選べるのが特徴です。
また、配線工事が不要なワイヤレスタイプも多く登場しています。原状回復が求められる賃貸オフィスでも導入しやすく、設置による大きな制約がありません。工事による業務の中断もなく、短期間での導入が可能な点も大きなメリットです。
目的別おすすめ室内防犯カメラと選び方のポイント

室内用の防犯カメラを選ぶとき、まず一番大切なのは「何のために設置するのか?」という目的をハッキリさせることです。目的がしっかり決まれば、おのずと必要な機能や性能(仕様)が見えてきて、最適な製品を選びやすくなります。
まずは、目的別の選び方のポイントと、購入前に必ずチェックしておきたい大切な点を紹介します。
1. 目的に合った機能を備えているか
「何のためにカメラを設置するのか」を明確にすることが、適切な機器選定の第一歩です。目的によって必要となる機能が大きく異なるため、過不足のない機能選択が重要になります。
たとえば、防犯・セキュリティ強化が主目的の場合は、高画質録画機能、暗視・赤外線撮影機能、動体検知アラート、クラウド録画による遠隔バックアップが必須機能となります。これらの機能により、24時間体制での確実な監視と記録が可能になります。
もし、従業員の業務効率化や適正な労務管理が目的であれば、広角レンズによる広範囲撮影、音声録音対応、スマートフォンからの遠隔操作機能が重要です。また、来訪者管理や受付業務の効率化を図る場合は、インターホン連携機能、顔認識システム、来訪ログの自動保存機能などがおすすめです。
2. 設置場所に適した形状・設置方法か
室内に防犯カメラを設置する際は、オフィスのレイアウトや電源の位置、美観への影響などを踏まえて、カメラの形状や設置方法を選ぶことが大切です。設置場所に合わないカメラを選ぶと、十分な監視効果が得られない場合があります。
たとえば、天井に設置できる環境であれば、ドーム型カメラがおすすめです。広い範囲を360度カバーでき、死角が少ないうえに目立ちにくいため、オフィスにも自然に馴染みます。また、配線が難しい場所や賃貸オフィスでは、Wi-Fi対応モデルやバッテリー内蔵タイプが便利です。工事不要で設置でき、退去時の原状回復も気にせずにすむため、柔軟に導入できます。
3. 管理・運用のしやすさとセキュリティ性
防犯カメラは設置したあとの継続的な運用がとても大切です。管理が簡単でありながら、高いセキュリティを保つことが求められます。特に、複数の拠点がある企業や、ITにくわしくない現場で使う場合は、使いやすさを重視した製品選びが重要です。
管理面では、管理者ごとにアクセスできる範囲を設定できることや、複数拠点の映像をまとめて管理できるクラウドシステムが便利です。また、操作が直感的でわかりやすいことも大切です。録画したデータを自動でバックアップしたり、長期間保存できる機能も、運用をスムーズにするポイントです。
セキュリティ面では、映像データの暗号化や不正アクセスを防ぐ仕組み、定期的なセキュリティ更新が欠かせません。特にクラウド型のカメラシステムを使う場合は、信頼できるデータセンターで映像を保管し、国際的なセキュリティ基準を満たしているかも重要なチェックポイントです。
オフィス向け|室内防犯カメラ導入のよくある質問
最後に、実際の導入検討段階でよく寄せられる質問と、それに対する実践的な回答をまとめました。スムーズな室内への防犯カメラ導入のためにも、ぜひおさえておきましょう。
Q.1 賃貸オフィスへの設置、管理会社への確認は必要?
A:壁面への穴あけや天井工事が必要な場合は、事前に管理会社や大家への確認が必要です。契約書の条項も確認し、不明な点は事前に相談しましょう。
Q.2 Wi-Fiが不安定なオフィスでの運用は可能?
A:Wi-Fiが使えない場所でも、SIMカードで通信できるカメラや、携帯電話の回線を使う機器を使えば、インターネットがなくてもカメラは使用できます。
ですが、安定して映像確認をするには、安定したネット環境下での設置が望ましいです。
Q.3 社内のITリテラシーは高くないが運用できる?
A:現在の防犯カメラは、スマートフォンアプリやWebブラウザから直感的に操作できるよう設計されています。特に、24時間サポート体制や導入後の運用サポートが充実しているメーカーを選べば、ITにくわしくない方でも安心して運用できます。
Q.4 録画データはどこに保存される?
A:録画の保存方法は、クラウド保存とSDカードなどのローカル保存から選べます。 クラウド保存は、複数の拠点で映像を共有したり、長く保存したいときに便利です。自動バックアップ機能もあり、データが消えるリスクを減らせます。セキュリティを重視するなら、クラウドとローカルの併用がおすすめです。
Q.5 情報漏えいリスクは?映像が外部に漏れないか不安です
A:信頼性の高い暗号化技術やアクセス権限設定が可能な製品を選ぶことで、セキュリティリスクは最小限に抑えられます。また、国際的なセキュリティ認証を取得している製品やサービスを活用すれば、より高いレベルでの情報保護が実現できます。
まとめ
オフィスの安全対策には、信頼できて使いやすい防犯カメラが欠かせません。なかでもVerkadaのカメラは、ハイブリッドクラウド技術と統合型のシステムで、そのニーズにしっかり応えます。
また、セキュリティ性能も高く、AIによる人物や車両の検索、行動の追跡、自動アラートなどの機能が充実しています。これにより、社内の不正対策や来客の管理、入退室の記録、空間のモニタリングなど、オフィス特有の課題にも幅広く対応できます。
Verkadaは、ただ「オフィスを守る」だけでなく、「業務の効率アップ」や「信頼性の向上」にもつながるツールです。この機会に、導入をぜひご検討ください。

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